ワインとチーズと料理と

ワインとのマリアージュ、休日をカジュアルに楽しめるお手頃価格のワインを紹介しています!

フランソワ・ゲイスヴェラー ブルゴーニュ アリゴテ 2016 【ミシュラン星付きセレクション】

今回は毎月送られてくる散布会のワイン。


ミシュラン星付きセレクション】
http://old-vintage.com/mcaf/


6月分のワインの2本
その内の1本
ブルゴーニュの白ワインを、飲んでみました。



フランソワ・ゲイスヴェラー
ブルゴーニュ アリゴテ 2016

アリゴテ 100%


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ネットで調べてみると
概ね、アリゴテ で作られたワインは
フレッシュでフルーティー、軽やかで
酸味があるワインと評価されているようです。

冷蔵庫で軽く2時間程冷やして。

今回もグラス選びに迷ったので
リースリングとオークド・シャルドネのグラス
2種類を飲み比べてみました。


[このワインの味わい]

抜栓直後
甘く爽やかな葡萄の香り。

リースリング グラスでは
キリッとした香り楽しめる。
スッキリとした辛口でキレがいい味わい。

シャルドネグラスでは
柔らかな香りだが少しボヤける感ある。

前回のピクプールと同様に
リースリンググラスの方が
ワインの味自体を、クッキリと明瞭に
浮かび上がらせてくれる様です。

30分後
甘くフルーティーな香りと
ミネラル分が感じられる様になり
ワインが開きかけて来たので
料理と合わせてみる。

一品目は
砂肝と紫玉ねぎを炒めた料理を用意したが
全く合わなかった。


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玉ねぎのツンとくる刺激のある香りが
何時までも鼻の奥に残り、ワインの香りの邪魔をする。
また、微妙な苦味も口に残り
この料理は箸を一度着けただけで終わる。

タコのスモークとはとても相性がよかった。
今回は今までと変えて
割としっかり目にスモークし
薫香も以前より強めにした。


時間が経過し
ワインが少しづつ開き、膨よか味わいも感じられる様になる。

この膨よかな味わいがタコのスモークとは
とてもよいマリアージュになった。


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タコにかけられたオリーブオイルのコクが
ワインとのマリアージュの架け橋となってくれ

そしてこのワインが
それらの味わいを、上手く包み込んでくれた。


時間経過とともに、ワインが完全に開ききると
僅かながら、柑橘類を思わせる苦味が感じられ

ワインが常温になってくると
説明書に書いてあった通りの
メロンの様な甘い香りが感じられる様になる。

後味に僅かに余韻は残しつつ、キレのいい感じ。

香りと味わいに
タップリ感があると言うよりは
爽やかで軽やかな膨よかさが感じられる。

この膨よかさが、ワイン全体のバランスを
上手く保ち、とても良い印象を残す。

爽やかな風の様な余韻を楽しめます。

初夏から夏にかけて、楽しめる一本ではないでしようか。


この散布会では
その時期に合うように
ワインをチョイスして送ってくれるので
とても有り難い。


このワインは魚介類と相性が良いと思う。

今日は小さめの花咲き蟹が売っていたので
砂肝とどちらを買うか迷ったが
花咲き蟹の方が正解だったかも。


前回の白ワインは美味しいには美味しかったが
どこか一本調子で物足りなさがあったが

このブルゴーニュには
ミネラル感と爽やかな余韻に加え
膨よかさが後を引く白。

この膨よかさが、ただ単に
アッサリとしているだけのワインで
終わるのでは無く
呑みごえのある味わいにしている。

決して濃厚で重厚な味わいでは無いが
果実味もあり、スッキリとした中にも
充分に呑みご耐えがある。

今日は時間がなく今月のレシピが試せなかったのが残念。




さていよいよチーズとのマリアージュ

今回用意したのは
ライプナーVSOP24ヶ月熟成(オランダ)ハードタイプ

ブリード・モー (フランス)白カビタイプ

ブリヤ・サヴァラン(フランス)白カビタイプ

ロックフォール イヴ・コンブ(フランス)青カビタイプ


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写真はライプナーとブリー・ド・モー
になりす。

白カビのアッサリとしたシメージとは違い熟成が進んだコクがあるブリード・モーとは相性がいい

熟成が進んだために出るツンとした香りが若干残るものの
その濃くとしっかりとした味わいにも
このワインの持つ膨よかさが上手くバランスを保ってくれる。

ライプナーVSOP
24ヶ月の熟成を経て
濃厚でネットリとした旨味が舌に残る
ハードチーズらしい美味しさ。
チーズの濃厚さを洗い流せてくれる感はあるが
やはりチーズ力強さが勝る感じがする
チーズの自己主張にワインが付いていかない感じ。

イヴコンブとは合わなくも無いが
青カビ臭さが残ってしまう
やはり愛称はイマイチか。

ブリヤ・サヴァランはウォシュの様な香りが合わず
臭みが立ち最悪のマリアージュ

ブリード・モーものもう少し若い方が
相性がいいと思われる。

このワインにはチーズの、熟成が進んだ
ツンとくる香りとはそれ程相性がよく無いと思われオススメは熟成の若いブリード・モーや白カビタイプが相性が良さそうである。



[まとめ]


このワインは
2時間が過ぎると全体がまとまり
甘いメロンの様な香りと、微かな柑橘系の苦味に
(殆ど気にならない程度、逆に食べ物にはこの苦味が合わせやすく、料理と料理の間をリフレッシュさせてくれる)
豊かなミネラル感、それに滑らかさも加わり
バランスの取れた味わいへと変化する。

軽やかでキレのある味わいでありながら
このワインの持つ、膨よかさが
軽いだけのワインに終わらせるのでは無く
軽やかさなかにも、飲み応えのある
一本にしてくれる。


[追記]

ワインが完全に開き切れば
ライプナーも薄切りにすれば充分合います。
チーズの切り方によってもマリアージュは変化するかも。
旨味の濃いハードタイプは薄切りが合う様です。

チーズとワインマリアージュは、中々奥が深い様です。

同じ1つのチーズでも
熟成具合によりマリアージュは変化し
白カビだから、白ワインに合うかと思えばそうでもなし。
ブルーだから赤ワイン、かと思えば合わないし。

ワインの熟成加減、チーズの熟成加減
赤、白、ロゼ
マリアージュは千差万別
その日の天気、気温にも影響を受けるだろうし
その日、その人の、体調にもよりけり。

ある程度決まったパターンはあるにしろ
マリアージュはその時々で変化を遂げる様に
感じます。

どんな料理をマリアージュするのか?
どんなチーズをマリアージュするのか?
結局はその人感性に委ねるしか無いと思います。

これから色々と学ぶしか無い
それが苦労の長い道のりでもあり
楽しみでもあるような気もします。

これからもワインを楽しみながら
色々と学んでいきたいと思います。


style ="color: #d32f2f">[今回お世話になったショップ]

チーズマーケット中央店

しっかりと熟成させた、食べ頃のチーズを
販売しています

札幌生まれのチーズ専門店(オリーブオイル&生ハム)


オールドビンテージ ・ドットコム

ネットで申し込むと
毎月、上旬に
ソムリエが厳選した
日本では未入荷のワインが届きます


ミシュラン星付きセレクション】
http://old-vintage.com/mcaf/



届けられたワインの説明書付きで
ワインに合う料理のレシピも紹介されていて
ワインの初心者の方でも安心です

初回限定(87%OFF)1800円+消費税
二回目からは5000円+消費税

初回のワインを試して
納得がいかない場合、二回目以降をキャンセルする事が出来ます
(初回のワインが届いた月の20迄に解約が必要です)



[今回のワイングラス]


リーデル ヴィノム

リースリング オークド・シャルドネ



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