ワインとチーズと料理と

ワインとのマリアージュ、休日をカジュアルに楽しめるお手頃価格のワインを紹介しています!

“2000円代で楽しめるロゼワイン ” フレッドロイマー ロゼ 2016 その味わい

フレッド ロイマー ロゼ 2016
てっどんなワイン その味わい


フレッドロイマー ロゼ を飲んだ感想を、
レポートしたいと思います。


[レポート]

先日、ワインショップに行き
予算を伝え、チキンソテーのサンドイッチに合わせるワインをと、お願いしたところ…

この一本をおススメされた。

フレッド ロイマー ロゼ 2016


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スラッとしたボトルに(コルクでは無く、スクリューキャップ)、
綺麗なピンク色の下地に、シンプルで
洒落たデザインのエチケット。



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ワインの色合いは
赤みがかった、渋味のある淡いピンク色。



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前の晩から冷蔵庫の中で保管したせいか、
ワインは冷えすぎだろうか?

抜栓直後は 爽やかで軽やかな香りの中に
微かに甘いベリー系の香り。
スッキリとした辛口で凛とした味わい。

飲み終わりに軽い渋味が舌の上に少し残る、
全体的にまだまだ硬い味わい。

最初にワインに合わせたのはクロワッサン。


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クロワッサンを食べた後にロイマー を飲むと、
口に残るクロワッサンに使われているバターの脂っこさをサラリと洗い流してくれる。
クロワッサンとの相性は非常に良い。^_^

次に
パニーニ。
これもワインとの相性は良し!

パニーニに挟まれたベーコンとトマト、茄子。
それと、ハードタイプのチーズが使われていて、
しっかりとした味わいのパン。



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これもロイマー がサラリと舌を洗い流し、
次の料理を新たな感覚で楽しませてくれる。


時間が経過してくると、
ワインの温度が常温に近づくにつれ、
軽やかではありながら、
しつかりとした味わいに変わる。
同時にベリー系の香りも少しづつ立ち始める。

抜栓後30分位で香りも立ち、全体に複雑さを増してくる。

40分位経つと柔らかさも増し、
40〜50分で完全にワインは開ききる。

完全に開くと爽やかで軽やかなだけではなく、
その中にもしつかりとした味わいがあり、
ワインは柔らかくなり、全体的にもとてもバランスが良くなる。

始め渋味と感じられた味わいは、
ワインが花開くと渋味もそれぼど感じなくなり
渋味として感じていたものも、ワインの味わいへと変わっていた。


全粒粉で作られたカンパーニュ、
チキンソテー、タプナードに粒マスタード
かなりしっかりとした味わいのサンドイッチを作る



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飲みやすいワインではあるが、
そのサンドイッチのしっかりとした味わいに負ける事なく、楽しめるワインである。

最後に自家製チャーシューと合わせてみたが
基本はとても相性が良く、チャーシューの持つ
濃厚な味わいや脂っこさをサラリと受け流して
口の中をらさっぱりしてくれる反面、
なぜか飲み終わった後に板の上に若干の苦みが残るのが残念。



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余りワインに詳しくは無いので、理由は判別できないが、豚の成分の何かか、醤油の成分の何かが苦みとして残るのだろうか?
その何かがこのワインの持つ渋味とぶつかり
苦みとなる様に思える。


[まとめ]



割とどんな料理にも合わせやすく、
軽やかな中にも、しっかりとした味わいがあり
飽きる事なく楽しめるワインであると思う。

チーズと合わせるのならば、
ハードタイプやフレッシュタイプのものが、
相性がいい様に思う。

今回チーズを用意出来なかったのが残念。

おススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎☆☆☆
( 2〜3千円代のワインが対象のオススメ度です)



[ポイント]


今回は冷蔵庫で冷やし過ぎたかと思うが、
逆に夏ならキリッと冷やすのもアリかと思う。
先ずは冷えたワインで喉を潤し、
温度が上がるにつれワインが開いていくのを
楽しむのも一つの楽しみ方としてあるのではないだろうか?

一人で飲むのならこの一本で通して、
軽いツマミから始めて、ワインが開いて来たらラム肉も相性が良さそうです。
最後にハードタイプのチーズあれば最高です。

二三人で飲むのなら、ロイマーから始め、喉が潤った後はシッカリめの白ワインに
するなど、色々と楽しめそうです。

ワインを飲み慣れない人や、特に女性におススメの一本です。



[フレッドロイマー とは?]



フレッド ロイマー はオーストリアの中でも
有名な生産者の一つであり
2002年にはオーストリア最優秀生産者に選ばれたワイナリー
でもあります

元々は 辛口のグリューナー・フェルトリナーとリースリングで有名なワイナリーですが
近年ではピノ・ノワールからの赤ワインなども注目されている様です

品種 ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール
タイプ 辛口
生産国 オーストリア


[今日のワイングラス]


RIEDEL VINUM PINOT NOAR


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《公式》ワイングラスの名門ブランド – RIEDEL(リーデル)



[今回お世話になったワインショップ]


ワインショップ藤井

北海道 札幌市中央区 南3条西3丁目1-2

TEL 011-231-1684

ワインショップフジヰホームページ




[今日のパン]

boulangerie Paume (ブーランジェリーポーム)

北海道 札幌市北区 新川 4条4丁目1-65

TEL 011-764-3039

TOP of Paume

今回お世話になったチーズショップ]




[ワイナリー]



南はドナウ川、北はマンハーツベルクの間に位置する渓谷、カンプタール。
暑く乾燥した夏と、厳しい寒さの冬が特徴の
寒暖差の大きな土地です。
全体的に風通しが良いため、病害やボトリティスの影響が
小さく、そのため、ワインはフレッシュでクリアな風味
になりやすいのが特徴です。

土壌はカンプタールではおなじみのレス土壌。ブドウの
樹齢は5~50年と、若樹と樹齢の古い樹をともに使用。
栽培は有機栽培。

カンプタールの中心地・ランゲンロイスへ行くと、「ブラックボックス」と呼ばれる近代的美術館と見間違えるほどの特徴的な建物があり、ここがフレッド・ロイマー醸造所です! 

2002年オーストリア最優秀生産者にも選ばれ、
また2004年には、ロンドン・インターナショナルワインチャレンジで、辛口リースリング部門第1位を獲得しています!